春先に多いお客様からのSOSが煙突詰まりによる煙の逆流です。
その原因のほとんどはお客様側にあることがほとんどです。
いきなり厳しい言い方になっておりますが、皆様に安全な薪ストーブライフを送って欲しいという気持ちから率直にお伝えしております。
というのも、煙突詰まりは煙の逆流だけではなく、煙道火災や一酸化炭素中毒などの大きな危険を呼び込む要因となりうるからです。

ですが、ご安心下さい。
原因をご理解いただき、少しだけ気を付けてご使用いただく事で、その危険を簡単に遠ざける事が出来るのです。
薪ストーブを使用していると、大なり小なり煤が発生し煙突内に付着します。
ですが、推奨される使い方の範囲では煙突が詰まる程にはなりません。
画像のように大量の煤が煙突内に付着する原因は以下の事が考えられます。
【煙突詰まりの原因は?】
未乾燥の薪を焚いた(未乾燥≒含水率20%以上)
給気調整を絞りすぎた(酸欠による不完全燃焼)
薪が太過ぎる(推奨最大サイズ≒男性の握り拳)
集成材など接着材のような化学物質を多用した薪を焚いた
煙突掃除を複数年行っていない
正しい煙突施工がされていない
細かく上げれば他にも要因はありますが、煙突詰まりの大きな要因は上記の通りになるかと思います。
では、煙突詰まりを起こさない方法は、上記原因を取り除くだけです。
集成材などは燃料とせず、乾燥した適切なサイズの薪を給気を絞り過ぎずに焚く。
それでも微量の煤はたまるので、年1回程度は煙突掃除を行う。

このブログの内容だけでは自信を持てない、説明の内容もいまいち分からないという方は設置業者に問い合わせをするか、弊社までご連絡をください。
当該画像のお客様は導入2年目、他社様の施工で詳しい説明を受けていなかったようでした。
弊社では薪ストーブメンテナンスはもちろんの事、ユーザーフォローに力を入れています。
サービスの内容によっては有償となる事もありますが、気になる事などございましたらお気軽にご相談ください。